大規模システムを構築すると言うことは社会インフラを作ること
大規模システムと社会インフラの共通点
大規模なシステム開発プロジェクトは街作りのような社会インフラを作る事に近いのではないか。
と最近よく考える事がありますね。
その共通点を挙げてみたいと思います。
業務の骨格が大切
大規模なシステム作りも社会インフラ作りもとにかく骨格作りが大切と言うことですね。
例えば街作りを例に挙げて考えてみますと、人の流れや物の流れをじっくりと考えた上でメインストリートを考える必用があるでしょう。
電車やバスなどを走らせる場合はそのルートや駅の配置などを真剣に考える必要があるでしょう。
このような事をシステム開発の骨格作りにおいても真剣に考える必要があります。
システムを作るという事は様々な業務を自動化していく必要があるのですが、その業務で使用するデータが主にどのようなルートを通り処理されるのか、という点をしっかりと分析しなければならないからです。
この点を謝って判断してしまうと全く使い勝手の悪いシステムが出来上がったりする事になります。
業務分析が非常に大切であるという一例と言えるでしょう。
拡張性を持たせる事も重要
この点も非常に重要な要素と言えるでしょう。
システムも社会インフラも時代と共に理想の姿が常に変化していくものです。
構想段階では100%の完成イメージを描いたとしても数年後にはさらなる改良案が出てくるといった話はよくある事ですね。
仮に改良したいと考えた時に追加開発がスムーズに出来るものとそうでないものとは、やはり利用者の満足度が大きく変わってくるでしょう。
骨格の作り方にも関連してくるのですが、拡張性を考慮した作りになっていると将来の変化に柔軟に対応できるでしょう。
最後に
システム開発のプロジェクトは当然業界特有の要素やリスクもあるのですが、他業界の事例など、非常に参考になる部分も多いですね。
日常生活で目にする様々なニュースなどから良いヒントが得られる事も多くあると思いますね。